ゴールドメッキケースに金属ブレスのadidasウォッチは電池が液漏れで訳あり

アナログ腕時計

今回扱う時計は時計屋に電池交換をしたら、「ボタン電池が液漏れを起こしていたので、新しい電池を入れても正常に動作するか分からない」と言われた物だそうです。

そんな事情で格安出品されていたレアな金属ブレス装備のadidasウォッチですが、ものは試しで電池交換に挑戦してみることにしました。

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訳ありなアディダスEQUIPMENT

フリマアプリから訳ありということで入手した金属ブレスのadidasウォッチ。

オール金属のアディダス腕時計

あまり見かけない金属製のアディダスウォッチ

アディダスの時計と言えば本体もバンドも樹脂製のものがほとんどというイメージでしたがこれはすべて金属製でした。
しかも型が古そうなわりに未使用とのこと。

EQUIPMENTと書かれた裏蓋

裏蓋にはEQUIPMENTの文字

アディダスの腕時計としては珍しく本体もブレスも金属製のこの時計は裏蓋に「equipment」と書かれています。

どうやらアディダスの製品としてはデザインが優れているのもに与えられる称号のようです。

その下に10-0027と書かれているのが型番と思われますが国内での情報がほとんどありません。

電池交換

電池交換を行うために、まずは使用しているボタン電池の型番を調べることにします。

中の液漏れ程度を拝見

ケースを開けるまでは、中はボタン電池から漏れ出した液でベトベトの状態かと予想していましたが意外なほど綺麗でした。

ケースを開けたアディダス時計

小さな点が液漏れの跡?

時計屋さんが開けたときに、被害が広がらないよう液漏れ電池を取り除いていたようです。

問題の液漏れ状況ですが、おそらく丸いボタン電池入れスペースに見える白い点がそれのようです。

軽く拭いてみる

あまり使いたくない手ですが、綿棒で軽く汚れを拭いてみることにしました。

汚れを拭いた後の電池ケース

見たところ埃の付着もなくボタン電池スペースの清掃は成功した模様です。素人判断になりますが他にケース内や裏蓋の内側に液漏れによる汚れは全く見受けられません。

ボタン電池の型番は?

電池がケース内に残っていなかったのはありがたいのですが、それが裏目にでて使用するボタン電池の型番が分かりません。

大きさ的に合いそうな在庫のあるSR927Wを合わせてみたところ、直径は適合しますが厚みが合わず高すぎるため裏蓋と干渉しそうな感じです。

そこで調べてみるとSR927W(SW)と直径(面積)が同じく厚みが薄いボタン電池にはSR926WとSR916Wがあるのが分かります。

近くの家電店でこれらの電池を購入することにしました。

新しい電池SR916SWを入れる

家電店で探してみるとSR920Wは在庫がありましたがSR916はWの在庫がなくSWのみ。SR920WとSR916SWを一つずつ購入します。

使用するSR916SW

アディダスの時計とボタン電池SR916SW

先にSR927Wを合わせたときの感覚から厚みは916のほうでいけるだろうと見てSR916SWのほうをケースに入れてみると高さがピッタリでした。

SR916SWでピッタリの大きさ

これで他に問題がなければ時計が動き出すはずです。

再び動き出した高級志向アディダス時計

裏蓋を閉めて緊張しながら表を返してみると、どうやら正常に動作をしています。

本体の外観は非常に状態がよいので、おそらく出荷時の電池が切れてから一度も電池交換がされていなかった時計なのでしょう。

安定動作をしているadidasウォッチ

今まで、ネットオークションやフリマアプリをチェックしていて、ケースを含めバンドまでも金属製というadidasウォッチはあまり見かけたことがありません。

ネットにも同型デザインの製品情報は皆無でした。

出品情報によれば新品未使用で保管品とのことでしたが、古い店舗の売れ残り品が流れ出たものを保管していたと予想できます。

デザイン的にも、艶のあるゴールドのメッキはバブルの頃に流行った時計を思わせるのと、グレー部分の金属の質感がチタンに見えるのですが、どこにも「チタン」とは書かれていないので断定ができません。

いずれにしても、正常に動きだしたこの腕時計は価値の有無は別として非常に珍しい腕時計と言えるでしょう。

ただ、こうしたレア時計への評価というのは時計好きの間でも評価が分かれると思われるので、人前で自慢できるほどの腕時計とは言い難いのが事実でしょう。

この時計の購入価格は1,000円でしたが、表面に傷も少なく精度も進みよりでクォーツとしては信頼できる範囲です。私としては手元のコレクションに所有しておきたい1本になっています。

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