時を重ねた分だけ時計との出会いがある

「時は金なり」という言葉があります。

時間はお金とは比較にならない重要なものです。それを私たち個人が自由に管理(正確な時を把握し行動)できる便利な機械が腕時計であります。

私たちは時の流れとともに多くの時計を手にし、その時計が刻む時を基準に行動します。単純に考えれば時を確認するだけが時計の用途ですが、その大切な存在に少し踏み込んでみましょう。

様々な時計達との出会い

今身につけている腕時計は何個目なんだろう。

CASIO_AE-90W

カシオの腕時計AE-90W

私が、初めて手にした時計はカシオの液晶時計でした。

その後、数年おきに新しい時計との出会いがあり、就職したあとに初めて買った時計のことも思い出すことができます。

時計は私たちの、あらゆる生活の場面に付き添い時間のこなし方をサポートしてきました。

そんな、時計達に想いを向け見つめていこうというのがこのサイトの主旨です。

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腕時計というものの存在

腕時計は私たち人間が唯一、体に身につける機械です。

他にも、人が身につける機械に補聴器やペースメーカーなどがありますが、あれは身体機能を補うために身につけるために必要な機械であって腕時計とは少々目的が違うものです。

腕時計は、時間を効率よく用する言わば利便性を身につけるもので、他にもファッション性を伴ったりし、所有感を満たしてくれる意味があります。

腕時計は医療機器とは異なって、それを身につけることによって優位性を享受できるものものと言えます。

時計を大切にすることで開ける未来

最近購入のSBTM191

今所有しているSEIKO_SBTM191

私たちは、時計を身につけることによって時間を有効に活用し、それによって来る未来へのビジョンを持ちます。

昨今では、時計を身につけずともスマホなどで時間を確認する方法がありますが、腕時計はそれ自体が物質的価値を持つものであり、時間という概念を重要な要素として扱うために身にまとう価値を実現するものです。

時間を大切にする者にとって、これは普遍的なものであり時計は私たちにより良い未来を切り開くための必須アイテムといえます。

正規化された URL:

 

自動巻き4R35ムーブメントの手巻き化

手巻き機能の付いた自動巻き時計はあまり手巻きしないほうが良いという話があります。

理由は、内部の歯車を磨耗させてしまうからとか聞きますが、実際のところ数本持ってる時計を使い回したいときなどは、時計を振るのではなく竜頭を回してガシガシ手巻きしたくはないでしょうか。

そんな気持ちが積み重なり自動巻きの機能を自分で解除してみることになりました。

注意:腕時計の機械に手を加える改造はメーカー保証や有償修理などが受けられなくなるばかりでなく故障の原因にもなりますのでお勧めしているものではありません

巻きたい気持ち

自動巻き時計は「手巻きしないほうが良い」と言う話。

あくまでも「できるだけ手で巻かない方がいい」という意味で、やっちゃダメということではないようです。

メーカーが手巻き付いてますと言って商品化しているのですから、手で少し巻いたくらいで時計が壊れるような貧弱な仕組みではないでしょう。

しかし、手巻きしないほうがいいと言われると、やはり控えめに手で巻く場面というのは少なくなってしまうものです。

手巻き付き自動巻き時計は、手巻き付きと信じて買った時計なんだけど、思い切り手では巻けない時計になってしまっているのです。

こうなると、時計好きの私などは巻けるだけ自分で巻くことが出来る時計というのが欲しくなります。

本当の手巻きなどは、完全に巻き上げるとそれ以上巻けなくなるので思う存分ということはありえないのですが、それでもゼンマイを巻くときは時計を振るものでなく竜頭でクリクリやるほうがしっくりくるし絵にもなることでしょう。

自動巻きのローターを外す

そんな訳で今回のターゲットになったのは、SEIKOの4R35搭載の SRPC19K1 (海外モデル)。

自動巻き解除前

ローターが残っている状態では、このような見た目です。

まさにローターがムーブメントの外観そのものになってしまっています。

一旦、受けを全部外す

ローター以外に外すパーツは、マジックレバーと伝え車。

組み立て難易度の高い部分まで分解する必要がありました。

取り外したパーツ

画像の右側3つが外したパーツです。

マジックレバーは手巻き時に直接負担がかかる部品ですし、ローターを外してしまえば役に立たないものなので伝え車と一緒に外すことに。

自動巻き機構をキャンセルした4R35

これで手巻きをしてもパーツの磨耗が極端に進む心配はなくなりました。

本当の手巻きと異なる部分

ローターを外した手巻き機能付き自動巻き時計は、一見手巻き時計化されたかのように思いがちですが、ローターを外しただけでは手巻きオンリー時計になりきれていない部分があります。

完成した4R35手巻き時計

元からの手巻きの場合、ゼンマイを完全に巻ききったときに巻き止まりというのがありますが、自動巻き時計にはこのゼンマイを巻ききったらそれ以上巻けなくなる巻き止まりというのがないとのこと。

ローターを外しただけの自動巻き時計を手でいくら巻き上げてもゼンマイを巻ききった感触というのがなく、中で巻ききられたゼンマイが空回りする機能が働いています。

自動巻きのムーブメントは、手巻きを繰り返し完全に巻き上げる度に内部でゼンマイのスライドが繰り返されるのですが、これは、ローターで巻き上げられた場合を想定しているはず。

だとすると、この空回りを無意識にでも繰り返すとゼンマイと香箱などのパーツをやはり磨耗させることが考えられそうです。

最終的にどこかに負担がかかるのは避けられないようですが、仕組みが分かっていれば極端に寿命を減らすこともないのではと楽観視しています。

しばらくは、裏蓋のガラスから見える機械と竜頭の巻き心地の時間を楽しめそうです。

手巻き時計の良さに気づいてしまう

今まで、手巻きの機械式時計というのを所有したことが一度もありませんでしたが、ここのところ手巻きの腕時計に魅力的に感じるようになりました。

自動巻きの機械式時計は手巻き機能が付いていても、頻繁に手では巻かないほうが良いという話を良く聞きますが、時計好きならやはり自分でゼンマイを巻きたくなるものではないでしょうか。

機械の造形美を楽しむなら手巻き

最近、自動巻きのムーブメントを眺めていて思ったのですが、スケルトンの裏蓋からのぞいた状態だと見える機械の大部分がローターで占められています。

そもそも、時計メーカーが裏スケルトンを採用する理由は、模造品をなくすことが目的だとかいわれるので、中の機械を見せるためではなさそうですが、それでも自動巻きの機械にローターが被さっている状態だと、メカメカしさというのが半減すると感じてしまいます。

手巻き時計の機械

これが手巻きのみの場合、裏蓋がスケルトンにすらならないことが多いかもしれませんが、ケースを開けたとき機械の造形美のようなものを楽しむなら、ローターがないテンプと歯車がむき出しになった手巻きに限るでしょう。

シンプルさを求めたら手巻きになる

自動巻き機構を採用しない手巻き時計は、ケースを薄く仕上げることができます。

ケースサイズや重量を犠牲にしても自動巻きが多く採用される理由は、「いちいち手で巻き上げる必要がないから」であると分かりますが、時計好きの人が自分の好きな時計を身につけている間にゼンマイを巻き忘れるということはあまりないことでしょう。

自分のお気に入りの時計を身につけ、巻き上げを忘れることがない余裕のある時間が約束されているならば、その日の時計に自動巻き機構は要らないことになります。

もちろん自動巻きを完全否定する話ではありませんが、時計好きなら自動巻きに頼らない手巻き時計を一つ所有したくなるのは自然なことと言えます。

もともと時計は自動巻きの機械が開発されるまでは手巻きが普通だったことを考えると、自動巻き機構のない時計を持つと言うことは機械式腕時計に究極のシンプルさを求めた場合の結果であることでしょう。

ゼンマイを巻く感触を楽しむ

自動巻き時計の場合、手巻き機能が付いていても頻繁に手巻きしないほうが良いという話がありますが、これは内部の機械構造を理解すれば納得がいきます。

しかし、時計のゼンマイを巻きたいからといって人前で時計を振るのは、人の日常的な行動としてはやや不自然な気がしないでしょうか。

手を動かす時間が少なかった日などは意識的に竜頭を回転させて巻き上げをしておきたいことがあります。

手巻きアンティーク腕時計

これに加え時計好き人間だと、自分のリラックスした時間にお気に入り時計を手に取り意識的に手巻きをしたいということがあります。

ある程度、時計に拘る方だと持っている時計全てを手で巻きすぎて中の部品を消耗させることのほうが困難にも思えますが、機械に悪いという行為をあえてするわけにもいかないものです。

こんなとき、手巻きオンリーの時計なら自分の気が向いたときに気兼ねなく時計のゼンマイを巻き上げる作業を楽しむことができます。

(注意:通常手巻き時計には巻き止まりがあるので巻き上げには限界があります。)

休日のコーヒーを楽しむ時間に、夜のワインを味わう時間に好きな時計を手に竜頭を回す時間は「時計好き機械好き」な人にとって至福の時間となりえることでしょう。

新品で買える手巻きの機械式時計

さて、手巻き式の時計の魅力に目覚めてしまった理由は以上のことからですが、肝心の手巻きの機械式時計で国産の現行モデル(新品で買えそうな機種)では、グランドセイコーくらいのようです。

 他にはオリエントからパワーリザーブ表示がある時計が販売されています。

どちらも手巻きらしくリュウズは大き目なのが付いています。

 これら以外には、海外モデルから選ぶか、国内メーカーのアンティークを探すかになるでしょう。

自分の好みのデザインや希望の価格帯から手巻き時計を選ぶには結構大変かもしれませんが、好みの時計を手に入れることができれば、それは趣味性の高い究極の時計となり得るかもしれません。

巻きたい時間に、遠慮なく巻けるだけ自由に巻く時計。

そんな一本と過ごす時間もきっと贅沢に感じることでしょう。

時計のメンテに方位磁針(磁石)

機械式時計が磁気を帯びると時計が極端に進むようになるとの話を聞いたことがあります。

はたして、歩度の進みが実際に磁気帯びによるものなのか他の原因によるものなのか探る必要に迫られる場面はあるものなのでしょうか。

時計好きなら備えておきたい

以前に、ダイバーズウォッチをメーカーに修理に出した際に、修理の明細に「時計に磁気帯がみられたので磁気抜きをしてました」と書かれていたことがありました。

このときは、カレンダー送り機能の不良による修理だったので、使用中に特に磁気帯を気にするほどの性能の低下、特に歩度の不良には気づきませんでしたが、スマホをはじめ磁気帯びの原因となる機器は身の回りにたくさんあるので知らぬうちに磁気帯びはしてしまうようです。

また、日差が10秒前後に調整された時計が、ある時、急に数10秒進んでいたとか、一見、自分で時間合わせをしたときに操作を誤ったのかと思ってしまったり、歩度調整を頑張ったつもりが時計を持ち歩いてみると調整した時より進みが激しかったという場合などな磁気帯びを疑いたくなります。

時計のメンテナンス用に買った方位磁針

まさか磁気帯びではないだろうと思っても、簡単に原因が分からないということも多く、そんなとき、アレさえあれば磁気帯びかどうかの区別がつきそうな感じはします。

ネットでも、方位磁針を時計に近づけると磁気帯びの有無を判断できる。といった情報を見受けます。

磁気抜きで時計の精度が大幅に改善したとかの経験がないかぎり、どうにも都市伝説のような話に聞こえてしまって、必要に感じたことは今までありませんでした。

ところが機械式時計を愛用していくうちに、この時計だけはどう調整しても使い出したとたんに大きく日差が出るなという時計があったりします。

不具合の理由は、そう簡単に分かるものでもないだろうと割り切って使っていましたが、「方位磁針」さえあれば「磁気帯び」という不安要素を簡単に判別できそうです。

価格的にもそう高いものではなさそうですので、この際、一つ買ってみることにしました。

方位磁石(磁針)は何処で買える?

どうやら方位磁針は百均に行けば手に入りそうだと、これまた身近な情報のとおりダイソーをはじめとした百均を探し歩きましたが、驚くほど 見つかりません。

途中、登山用品店や雑貨店、ヨドバシカメラなども寄りましたが、この辺には必要以上のクオリティーで自分の用途には価格的にもデザイン的にも合致しないものばかり、最終的に地元で最も売り場面積が広いであろうダイソーまで出向いてようやく税抜き100円の方位磁針にありつけました。

百均の方位磁石(コンパス)

販売コーナーは「トラベル用品」。

商品名もちゃんと「方位磁石」となっています。

考えてみれば、スマホの普及により方位磁針を単体で購入したいということはほとんどなくなりました。

登山や軽いトレッキングに出かけるときも、身につけたいのはチョット良い方位磁針ではなくCASIOのプロトレックだったりすることでしょう。

そりゃー、100均でさえ需要が少ないと判断するのは頷けます。

ちなみに、この方位磁針の100均での売場は旅行用品やアウトドア用品の括りであることが多いようです。

方位磁針を使ってみる

ようやく手にすることができた方位磁針を使って磁気帯びをチェックしてみます。

要は時計に方位磁針を近づけて判断するだけなのですが、方位磁針の針は手に持っているとフラフラと安定しません。方位磁針をテーブルなどの平らな面に置いて、時計を文字盤を下にして吊すような格好で近づけてみるのが良さそうです。

時計を方位磁石に近づけてみる

いろいろやってみましたが、時計の高さを一定に保ったまま前後左右に水平に動かして、針が振れれば磁気帯びしているという判断ができる模様。

気になるのが、近づけてみる時計すべてで針が微妙に振れることです。

そもそも、方位磁針の針は磁石ですので金属に反応してあたりまえ。ためしにハサミを近づけてみたら見事に針が振れました。

少々、微妙な結果ですが他の時計と比べ明らかに針の振れ幅が大きい時計があって、それが、ずばり先に書いた進み傾向がある時計であったのには納得いかされました。

今のところ、方位磁針は金属に反応するというより日常生活に使用する道具の多くは多少の磁気を帯びていると言う風に理解して腑に落ちているところです。

さて、磁気を帯びている時計があるのは間違いなさそうですが、それを知ったと同時に今度は磁気抜きの機械がが欲しくなってしまいました。

その辺はボチボチで良さそうですが、磁気抜きってなんかスッキリしそうです。