ある日、愛用していた腕時計のセイコー5を何処かに置き忘れたようで見あたらないことに気づきました。
もう手元には戻らないものと探すのを諦めてましたが、その後に職場の駐車場から落とし物として拾われてきたセイコー5はベルトが車でひかれてしまったようで使えないほどに歪んでいました。
純正のベルトが歪んでしまったSEIKO5
時計本体は機能しているのを確認できましたが、歪んだベルトは使い物にならないためしばらくそのまま保管していました。
ベルトのサイズは、時計の接続部分の幅を計ればわかりますが、セイコー5で金属ベルトを使用するにはベルトの隙間を塞ぐカバーのような部品がついているベルトでないと見た目が決まりません。
弓カン付き18mm金属バンド
ベルトと時計の隙間を埋める金具は、通称弓カン(弓環)と呼ばれるものらしく、セイコー5へ使用するメタルバンドもこの弓カンが付属するものを探してみました。
古い方についていた弓カンは片方が紛失してしまっているので弓カン なしのものでは格好がつきません。
画像のものは、ネットで購入した弓カン付きの金属ベルトです。
青いシートの他に、全体にビニールが巻かれているのではずして使います。
ベルトの交換作業
時計の上側に当たる部分はベルトが外れてピン(ばね棒)も紛失している状態だったので、ピンを別途用意する必要がありましたが、これは百均から税抜き100円の時計を購入し間に合わせることにしました。
下側はまだベルトが固定されている状態なので外すことにします。
そのままでは、ピンを押しにくいので弓カンの端を折り曲げました。
ピンを外したり刺したりするのにはマイナスの精密ドライバを使用しました。
弓カンのついたベルトを時計に装着する作業は今回が初めてでしたが、これはかなりのテクニックを要するものでした。
時計にピンを入れようとしても上手くいかずに、ピンが飛び跳ねてしまったりと上下合わせて10分以上は格闘しました。
無事に新しいベルトを装着し終わりましたが、どうせここまで手の掛かるものなら、もっと質の良いメタルバンドを使用しても良かったかなとも感じます。
手元に帰ってきたセイコー5はこのように蘇ったわけですが、身につけることが可能な時計が増えたのと、しばらく行方しれずだったものが帰ってきたという特別な思いがあって使う場面を選ぶことにもなりそうです。
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