外装がステンレスの旧モデルスマートリング「SOXAI RING0」の使い心地

表面がステンレスのSOXAI RING0 時計用の工具と関連機器

機械式の時計を好む時計ファンが使う健康アイティムとして欠かせない位置づけにあるスマートリング。

その国内産モデルであるSOXAI RING1について以前に取り上げていましたが、実はその後旧モデルにあたるSOXAI RING0について別に買い足して実際に使っています。

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買い足しの理由はサイズの見直し

14サイズのSOXAI RING0

買い足した14サイズのSOXAI RING0

最初に購入したSOXAI RING1はサイズが18でしたが、このサイズは左手の薬指に装着したときピッタリなのですが、右手を含めた他の指ではサイズが全く合わずに使えません。

購入時には気にならなかったものの、やはり左手の薬指に着ける指輪というのは既婚者の証で当初考えていたより気分的な装着感がよくありません。

なお、ダイエットできれば右手にと思ったのですが、ちょっと痩せたところで右手の薬指には効果が現れませんでした。

そこで更なるダイエットに励むより、中古なら安価に購入可能なSOXAI RING0を試してみても良いかなとの考えに至ったことが購入の理由になります。

小指に装着したSOXAI RING0

2個目になるSOXAI RINGのサイズは2サイズ小さい14で、今度は左手の小指に使えるサイズ。ピッタリとは言えませんが今度は右手にも入ります。

バッテリーの容量を考えると中指や人差し指で使えるサイズが良さそうでしたが、この辺のサイズは中古では出回らないようです。

なお、人差し指や小指への装着は物に振れたり握ったりしたときに当たりやすいとの感想を見受けますが、SOXAI RINGは通常の指輪より厚みや幅があるので中指や薬指だと指を隙間無く揃えづらくなるかなと思います。

現行モデルSOXAI RING1との違い

チタンとステンレスのリング

左はチタン外装のSOXAI RING1

SOXAI RINGの初期モデルである「SOXAI RING0」と現行のSOXAI RING1との違いはリングの外観(外側部分)に使われている素材がSOXAI RING0ではステンレスで、新しいほうのSOXAI RING1にはチタンが使われています。

これにともない軽量化が行われているのとカラーなどにも違いがあります。

このこほか、内部のファームウェアなどは公式サイトの表記をみる限りでは別物のようですが、これが使われているハードウェア構成が変更されているためかファームウェアで新旧の差別化を行っているのかは分かっていません。

外装の素材が異なるSOXAI RING

外装のほか機能的にも違いがある2つのリング

アプリ上から確認できるデータ上の違いとしては、SOXAI RING1では装着時に自動でアクティビティを検出してくれますが、この機能は旧モデルのSOXAI RING0を使っている時には有効になりません。

今のところSOXAI RING1で使えるこの機能、ウォーキングなどを自動で計測してくれるのは嬉しいですが、過敏に反応しすぎるのが難点で家の中で少しアクティブに動いただけでも自動で記録してくれます。

もちろん後から削除は可能ですが、この機能の感度が個人差があるためなのか誰が使っても同じ程度なのか今のところ判断ができていません。

また、装着時の問題ではありませんがSOXAI RING1用の充電器は充電が完了するとLEDの色が白の点滅から青の点灯に変わりますが、旧モデルSOXAI RING0の充電器は充電完了後に点滅が点灯に変わるだけで色は白のままで変化が無く一瞬目線を送っただけでは判断しにくいです。

SOXAI RING1と充電器

SOXAI RING1は充電後にLEDが青になる

しかも、この白の点灯はリングを乗せていない状態でも同じなので夜間に照明を消した状態で充電したい場面(睡眠計測に使うので通常は想定されない)では明るすぎるような印象です。

2台での交互運用が意外に難しい

SOXAI RINGが一つ増えたところで、試してみたかったは使用中にもう片方を充電しておけば充電時間中に心拍数などの健康データ(ライフログ)が取得できない問題を解決できるのではというものです。

しかし結論から言うと、この予備の1個を使った充電時間中におけるログ欠落対策は簡単ではありませんでした。

様々な運用を試してみたところ、指に装着していないほうの1個は電源を落として充電したいところですが、SOXAI RINGの仕様により充電器に乗せた状態ではリングの電源がどうしても入ってしまいます。

一番理想的な運用と思われる「予備のリングは満充電にしておいて、切り替え時に電源を入れる」という環境を作るには、満充電にしたリングを一度ペアリングさせてから、すぐにペアリング解除して電源を落とすという面倒な手順が必要になるのです。

ならば、スマホ2台でそれぞれ運用してはと試してみましたが、今度は一度アップロードしたデータが表示できないトラブルが発生して、これがサーバーの不具合なのか2台のスマホで別なリングを同期させたのが原因なのか判別が付かず実運用は難しいと判断するに至りました。

両方使ってみた使用感の違い

18サイズのSOXAI RING1と比較

左が18サイズのSOXAI RING1

最後に、SOXAI RINGの「0と1」で仕様上の違いは上に書いたとおりですが、両方を使ってみて感じる装着感に違いはほとんどありません。

5グラム

SOXAI RING0は重さ5グラム

SOXAI RING0の重さは14サイズで約5グラム。18サイズのSOXAI RING1約3グラムなので少し重みがありますが違いは体感できない程度です。

サイズが同じではないため、装着する指が薬指か小指かといった点は異なりますがサイズが同じであれば「0と1」では内側の構造によって装着感は変わらないと思われます。

また、装着感に同じくほぼ変わらないのはスマホとの接続が安定しないこと。

これは消費電力を抑えるためBluetoothの電波強度が低く設定されているためのようです。

約3ヶ月ほど使い込んだ結果、スマホの左上の角を装着した指の付け根を中心にして軽く覆うように添えてやると通信に失敗する確率が少ないように感じます。

それでも、スマホのBluetoothモジュールやアンテナがどの辺に内蔵されているか分かっていないので気休めでしかないのは確かです。

今回、SOXAI RING0を取り上げている当ページの編集時に、AmazfitのHelio Ringが発売されていますが価格がSOXAI RING1より高いものでした。

スマートリングが、その市場を含め今のところ過渡期なまま印象は変わらないのと他の大手からの参入が見込めない中では、SOXAI RINGが機械時計派な人のライフログ取得に役立つアイティムとして最適と言えそうです。

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