SEIKO5のムーブメントを入れ替え可能にしておきたいと考え、まずは巻真を4R35や6R15対応のものへ交換してみることにしました。
事前に調べた情報では取り外した竜頭の雌ねじ部分を半田ゴテで加熱すると巻真が取れるらしいのですが,、この手の作業ではコトが簡単に進むと考えるのは甘いようです。。
千切れた巻真
ネットの情報を文字通りに受け止め自宅にある愛用の「はんだごて」を使いSEIKO5の巻き芯を自分なりに十分に加熱しましたが、時計の部品に熱を加えるなど最小限に留めておきたいのが時計好きの本心でしょう。
やれこの辺で良いだろうと、巻き芯をピンバイスに咥え竜頭を外してみようと試みますがうまく回らず。
プライヤーでつまんで、くいっと捻ったらこのような結果となりました。
※画像では竜頭から取れた状態ですが、折れた瞬間に焦ってしまい写真には撮っていません。
仕方なく最終的にお世話になったのは、家庭用のライターでした。
実は、こんかいの取り外し作業に入る前に竜頭の再利用ではなく汎用品の竜頭が使えないか軽く探してみたのですが、ファイブのケースにピッタリの竜頭は簡単に見つかりません。
こうなったら、竜頭が多少熱で変質しようが再利用するしかないので遠慮なくライターで炙ったところ竜頭に残った巻き芯のねじ部分を取り出すことができました。
NH35用の巻真
無事に竜頭が外れたところで、新しい巻真(NH35付属)の長さを調整して組み立てることにします。
新しいパッキンとネジの固定用につかう接着剤がまだ用意できていませんが仮組みしてみました。
5のケースに差し込まれた巻真
テスト用にムーブメントもNH35に変えて竜頭を戻してみたところです。
時刻合わせや手巻きもスムーズに出来ています。
NH35にすることで、もちろん秒針停止機能も使えるようになりますが、こうなるとファイブらしさというのが少し薄れてしまいそうです。
ムーブメントを7S26から置き換えてアップグレードするかどうかは、この先ゆっくり迷うことにして、とりあえず巻真だけは両ムーブメントに対応することができました。
7S26関連
6R15が入っていたSBDC031のケースにSEIKO5の7S26を載せ替えてみる
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