フリマアプリから中古で入手したタグホイヤーの電池交換を自分でやってみることにしました。
使用されていたボタン電池はSR927SWで家電店で入手可能な電池ですが、時計の裏蓋を開けるのにオープナーが必要なので、その点は少々ハードルが高いと言えます。
青いタグホイヤー「381.513/1」
この時計はいたって普通のアナログクォーツといった感じ。
画像での見た目より実際に手に取ってみると「TAG HEUER」のわりにチープ感がある印象でケースサイズも小さめです。
樹脂製と思われる青いケースには「FORMULA1」と書かれています。型番は裏蓋に刻印されている「381.513/1」の文字かと思われますが、この辺も人気モデルのタグホイヤーとはずいぶん違う仕様です。
文字盤にあるタグホイヤーのロゴも背景が無色なところが少し寂しい感じがします。
このTAG_HEUER_FORMULA1は内蔵電池の残量が少なくなってくると秒針が数秒分まとまって動くようになるので、この症状が出たら内蔵電池の交換が必要です。
FORMULA1の電池交換
当サイトで記事にしてきた時計の電池交換はどれも裏蓋を開けるのに特殊工具を使っていませんが今度ばかりは難易度が高そうです。
裏蓋を開ける専用工具が必要
専用の工具は手頃なものをネットで注文しましたが届くのに時間がかかる模様。
手元で代用できそうなのと言えば、ラジオペンチとかそういった金属で開き幅が調整できるものですが、私は手に皮手袋をしてハ○ミで開けました。
なるほどと思った方は、怪我をする恐れがあり危険ですのでくれぐれも真似しないようにしてください。オープナーはネットで安く買えます。
使用電池はSR927SW
時計を開けてみると中は非常にシンプルな構造です。
裏蓋そのものもゴムパッキンがはめられているだけのものでした。
ボタン電池は他のデジタル時計のときと違いプレートで押さえられているわけでもなく丸いスペースにぴったり入れられているだけです。
使用電池はSR927SWです。
W表記のSR927SWよりは入手しやすい電池で家電店で購入可能でした。
この新しい電池を時計に入れ裏蓋を閉じれば完成です。
ねじ込みタイプの裏ブタは初めてですが、この手のものって締め付けが強すぎるとあとあと問題有りのような気がして心配です。
新しい電池で復活したTAG HEUER
裏蓋を適度なトルクで元に戻し時計を表にしてみると見事に秒針が動作していました。
早速、日付と時刻を合わせます。
このFORMULA1で時刻を合わせていて気づいたのが、日付の表示が12時過ぎて7分ごろに切り替わる仕様になっています。
竜頭を引いた時の秒針停止機能もありでした。
SEIKO5などの安物ムーブメントだと、これが2時頃だったかにゆっくりと切り替わります夜中のことなので正直自分は気にしたことがありません。
ただ、このFORMULA1のように12時過ぎて数分後に「カチッ」とデイト表示が更新される時計は初めてです。
もっとも、電池交換が必要なクォーツ式のアナログ時計を手にしたのも久しぶりのことなのでそう感じるだけかもしれません。
無事復活を果たしたタグホイヤーですが、気が付いてみると色が青なだけにカジュアルスタイルを要求する場面でしか装着できない時計です。樹脂バンドの印象からしても大人が使いこなすには少々難しい時計とも言えそうです。
こんなスポーティーな時計が似合う男でい続けたいというのが男の本音でもありますがね。
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