何年か前に中古で手に入れたTIMEXのアナログ時計はケースカラーがゴールド。
ウィークエンダーなど他のモデルとは異なる大人な雰囲気をもった時計です。
ケースカラーがゴールドのTIMEX
TIMEXのアナログクォーツと言えばウィークエンダーが知られていますが、手元にあるこのTIMEXは文字盤にバーインデックスが採用された通常のウィークエンダーとは異なるデザイン。
TIMEXとしては異色といって良いほど正体が分かりません。
そして、この時計のもう一つの特徴がウィークエンダーでは中央付近にあるINDIGLOの文字が、インデックスの外側に小さく書かれている点です。
TIMEXでINDIGLOが採用されている時計では文字盤の中央下にINDIGLOの記載があるのが普通ですが、このゴールドケースTIMEXでは控えめな部分に申し訳なく書かれているだけです。
なお、付属のベルトは前のユーザーが付け替えたのか本体の色と尾錠の色が一致しないのと裏面にTIMEXのロゴが見あたりません。
お洒落なTIMEXは見せる時計
ゴールド色はケースとリューズだけでなく時刻を示す3針もすべてケースと同系のゴールド。
裏蓋だけを見るとウィークエンダーと違いが分からないのでTIMEXなのは間違いないようですが、このゴールド色の時計は身につける場面が思い浮かびません。
購入時にウィークエンダーにしては変わったデザインだなとは感じましたが、TIMEXなんだけどラグジュエリー志向が強めな時計かなといった印象。
これに対する自分の評価は、「他人に見せるために特化した時計」。自分が時間を確認したり時計の特徴や針の動きにワクワクしたりするものではなくアクセサリー向きに特化したTIMEXの時計ではないかと。
正直なところ外見の仕上がりはとても良い時計で、ケースの艶なんかはTIMEXらしくないほどで、むしろレアデザインだけに自慢できる時計ではと思います。
しかし、今のところ身につけるシーンがイメージできないまま、デザインはピカイチなのにTIMEXなのがこの時計にとっては特別すぎます。
お洒落な時計を人前で身につけたい気持ちはありますが、それとは別に腕に着けることで満たされる所有感とのバランスが保たれていこと、または自分が楽しめる感覚のほうを強く求めるためかもしれません。
ゴールド色のケースには大人な落ち着きさえ感じられ、おそらくコアなTIMEXファンには需要があり認められる時計なのでしょう。
そして、大人なお洒落感が漂うこの時計を見ながら、こんな場面なら、あんなシーンなら似合うかもとあれこれ空想してみるのが今のところこのレアデザインTIMEXの唯一の楽しみ方になっています。
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