ランナーズウォッチの多くは軽量化のため時刻修正用の電波受信機能がなくスーパーランナーズのS680もソーラー駆動ではあるものの使い続けていると時計の時刻に誤差が生じます
しかもランナーズウォッチはメーカーやモデルによって時刻修正の方法に違いがあったりして少々面倒にも感じます。
そんなわけで今回もマニュアルに従ったボタン操作で現在時刻を合わせてみることにしました。
時刻修正に使うボタンの配置
S680スーパーランナーズのボタンは左下から右回りで「A-B-CーD-E」といったふうに割り当てられています。
このうち右下のDは時刻修正には使わない模様です。
S680系スーパーランナーズの時刻合わせ
時刻合わせの操作は、通常の時刻表示のモード(下に曜日が表示される)でAのボタンを長押して時刻修正モードに入ります。
最初に地域設定のモードになり「TYO」の文字が液晶下に点滅しますが国内であればTYOのままで良いでしょう。
地域(都市)を変更したいときは、BまたはCのボタンで変更します。
つぎにもう一度Eボタンを押すと「DST」の文字が点滅しサマータイムの設定が可能になります。ここも国内であればスルーで良いでしょう。
さらにEボタンを押すことで、今度は秒の表示が点滅してここから日時の設定が可能になります。ここでBまたはCのボタンを押したタイミングで秒の表示が「00」にセットされます。
以降、「秒→分→時→日→月→年→12/24H」の順で切り替わるので、それぞれ「Bボタンで戻し」、「Cボタンで送り」の調整をしたあとAボタンで時計表示に戻ります。
時刻、日時の修正や確認がすべて済んだところでAボタンを押すことで時計表示に戻ることができます。
12H、24H切り替えモードの後さらにEボタンを押せば、コントラスト調整、パワーセーブの設定画面といった順に2つのモードが表示され、パワーセーブの後にEボタンを押すと最初の地域の設定モードに戻す仕様になっています。
今回、時刻合わせをしたスーパーランナーズは裏蓋にS680-00A0と書かれているモデルでベゼルのカラーはグレー。
2014年発売のSBEF031または、それ以降に発売されたスーパーランナーズかと思われます。現行のスーパーランナーズだと時計本体にもプロスペックスの「X」ロゴが入っていますが、このモデルではまだ専用バンドと裏蓋にしか「X」が入っていません。
このSBEF031が発売されたのは2014年11月ですが、その翌年2015年の4月にはアップルウォッチが登場し他にもアスリート向けにGPSを内蔵したランナー向けの腕時計がガーミンやエプソンなどからも発売されていました。
当時はまだ多くのGPS内蔵ウォッチが使い終わったら充電しなければならなかったのに対し、S680系のスーパーランナーズはソーラー駆動ですので充電は不要でバッテリーが寿命を迎えるまで電池交換も必要ないといったメリットがありました。
現在ではスマートウォッチの台頭によりランナーズウォッチはだいぶシェアが狭まっているのではと思いますが、そうした意味でもSBEF031は軽量で付け心地が良くタイムを計ることに特化した従来型のランナーズウォッチにより拘りを持たせたモデルだったと言えそうです。
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