旧ロゴ文字盤7S36A搭載SEIKO5のスポーツモデル SNZB29

旧ロゴで7S36A搭載のSEIKO5 アナログ腕時計

7S36ムーブメントが載っているSEIKO5は7S26を使ったモデルより石の数が多く上位に位置する時計。

そう納得したまま7S26のファイブばかり使う日が続いた後、SARB033・035を手にしてからは7S36のファイブは表に持ち出す出番がないままになっていました。

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旧ロゴのSEIKO5「7S36-00Y0」

7S36-00Y0の白文字盤

そうして今日、思い出したように取り出したのは旧ロゴタイプのSEIKO5 SPORTS「7S36-00Y0」ホワイト文字盤の時計です。

この時計、購入当時に先に入手していた7S26のファイブと比べ倍の値段で売られていたものです。

とは言っても税抜き5,000円で7S26のSEIKO5が買えたのが販売店としては売れ残り商品の投げ売りだったのではと思います。

まだ4R35ムーブメントなんて店頭で見られなかった頃です。

スポーツモデル7S36-00Y0の特徴

強調し過ぎないベゼル

上位モデルと比べソフト感があるベゼル

7S26搭載のダイバーズと言えばブラックボーイやオレンジボーイなどが有名ですが、それには及ばずスポーツモデルとしては「なんちゃって感」が否めない風合いのSEIKO5SPORTS(7S36-00Y0)ですが、このケースデザインで自動巻きというところに惹かれたのが購入の動機でした。

ベゼルは回転式

ダイバーズのようにギザ付いたベゼルではありませんが、このSEIKO5のベゼルも逆回転防止付きで左回りに回転させることができます。

小さいリューズ

手巻き機能はなくリューズも小さめ

竜頭が薄っぺらなケース相応に小さいのは少し残念なところ。

7S26Aムーブメント

ケースバックはシースルーで内側からSEIKOの文字と型番が印字されていますが、この黒い文字は内側からアルコールやベンジンなんかで拭くと消えてしまう恐れがあるので残しておきたい場合は注意が必要です。

ローターには23石であることと7S36Aの文字がありますが、形状は4R35・36(NH35)なんかと似ていて7S26Bと比べても違いは分かりません。

なお7S26は21石で7S36では石が2つ増えています。

3つ折れ式のバックル

金属ブレスのバックル部分も3つ折れ式で、これより古いノーマルなファイブよりスポーツモデルらしく進化しています。

裏蓋に記されている「7S36-00Y0」は同じケースを使った時計に共通したナンバーです。このシルバー文字盤SEIKO5の正確な型番が分からず調べてみたところSNZB29(J1またはK1が付くか)というモデルがこの文字盤デザインに該当する模様です。

似ているデザインでSNZB19J1というのがありますがインデックスの形と細かな目盛りの刻みに違いがあります。

秒針停止機能がないSEIKO5は役不足?

旧ロゴのスポーツタイプSEIKO5

最初に書いた通り、SARB033・035なんかを好んで腕に巻くようになってからはSEIKO5を使う場面はめっきり減ることになり、大事にしていたこの7S36Aが載ったスポーツモデルでも同じことでした。

どれほどSARB033のデザインが気に入ってしまったのかという話です。

その後にNH35なんかをいじり始めてからは、いつしか手持ちの時計は秒針停止機能をもったモデルが中心になっていきます。

時計好きな者としてそんな期間が長く続いた今このSEIKO5を手にして思うのが、秒単位の時間を気にすることなく過ごす日を出来るだけ多く確保できることも大事ではないかということ。

休日でないとなかなか難しいですが、時の流れを気にせず気の向くままというスタイルを心意気だけでなく形として身につけるためにこうした時計があって良いかもしれません。

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