ケースの洗浄【BARBERA自動巻き】

以前に記事にしたバーベラというイタリアブランドの時計。オーバーホールの下準備としてケースを洗浄することにしました。

アンティークものでないかぎり内部に汚れが生じることは少ないですが、ケース表面は使用年数なりの汚れがこまい部分に付着しています。

ケースを洗浄するBARBERAの自動巻き時計

これらの汚れを少しでも落とすことで、中古時計でもそれなりに愛着が湧いてくることを期待しての作業になります。

ムーブメントの取り出し

見たところは大分使い込まれた時計なので、裏蓋のパッキンの劣化が疑われるのと竜頭周りの防水はほぼ期待できないため(そもそも防水性がどれほどか分からない)洗浄前に中の機械を取り出すことにします。

仕様ムーブメントはETA2824-2です。

おしどりの場所はわかりやすく押しやすいですが、ETA2824は押し込みすぎに注意が必要とのこと。

ムーブメントを取り出した自動巻き時計

この点に注意し巻真を引き抜けば、機械は樹脂枠で固定されているだけなのでスムーズに取り出すことが出来ます。

今回はケースの洗浄だけで機械のオーバーホールは身の丈作業で時間があるときにのんびり行うことにし、文字盤と針を付けたまま大事に保管しておきます。

ケースを水洗い

中古のケースで既に錆があり状態も良くないので洗剤をつけて思い切り水洗いすることにします。

時計ケースを洗剤で洗う

洗剤で泡まみれの悪い見本

常識的に考えても良くない方法ですが食器用洗剤と歯ブラシを使いました。外側はゴシゴシ、内側は汚れがないので軽く濯ぐ程度にしました。

水洗い後は、水分を手早くふき取り乾燥させます。

換装後の時計ケース

換装後

こうしてケースを見ると単純な形をした時計です。

このケース、ベゼルにメッキの剥がれがありますが、ETAの2824を積んだ時計にしてはケースに(安っぽく)メッキを使っていることが逆に珍しく、その劣化も味があるように感じないでしょうか。

シチズン 超音波洗浄器 SWT710

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  • 発売日: 2015/12/11
  • メディア: ホーム&キッチン
 

いっそのこと劣化したメッキを磨き落としてしまいたい気持ちになりましたが、やる気になれば何時でも出来そうですし、風防に傷が入りそうなのも心配なのでこのまま使うことにします。