手巻きMARLIN復刻モデルが発売されて年数は経つようですが手巻きノンデイトと聞いて手を出さずにはいられませんでした。
TIMEX手巻きMARLIN開封レビュー
横長のケースに入った時計を買ったのは久しぶりです。
横長だと安っぽいと感じるのは間違いで、これは中が皮ベルトの時計であることの証でしょう。(たぶん)
箱は黒一色のデザインで大人の時計臭が漂います。
開けると内側は表と対照的に艶のある白。
内側にモデル名のMARLINの文字が書かれていました。
時計本体の部分は保護用のラッピングが施されています。
ラッピングを外すとカレンダー窓のないシンプルに輝く文字盤が顔をだしました。
TIMEXのロゴと数字のINDEX以外に目立つ文字は入っていません。
裏蓋も昔のモデルを忠実に再現するためかTIMEX故なのか、はたまたデザイン状限られてのことかスクリューバックではなく圧入タイプ。
ベルトの皮は若干固めに感じますが、悲しいことに汗かきの私は比較対象になるものが手元にありません。
幅のわりには厚みがあってしっかりしているかなといった印象です。
尾錠にもTIMEXの文字がしっかり入っていました。
ドーム型の風防
開封してから初めて気がついたのですが、復刻版MARLINはドーム型の風防を採用してます。
自分は特に期待していなかった仕様ですが、これってアンティーク好きには垂涎モノではないでしょうか。
この形状のケースにドーム型ってことはプラ風防でしょうか。
真横から見ると最近のモデルにはない雰囲気が確認できます。
アンティーク好きにはイケメンなことでしょう。
まだ開封したてということもあって、傷が少なく少しの明かりで文字盤の反射がまぶしいので屋外での着用には不向きなようで完全に非アクティブな日向けの時計です。
中の機械はどうか
MARLINのムーブメントにはスイス製ではなく、日本のメーカーのものでもない最近よく聞く大陸系メーカーのものが使われているそうです。
この点が、ネットで情報を探しても熱いレビュー記事が少ない理由でしょう。
自分も、格安手巻きムーブは使ったことがありますし、セイコー、ミヨタより劣る程度かと思っています。
大手が汎用の手巻きムーブメントを出荷しないからだとすると仕方がないともいえます。
そんな評価の低い機械ですが秒針停止機能は付いていました。
復刻版MARRINの使用感
このMARLINを購入したのは昨年のこと、出し惜しみした期間の長さに適した所有感を満たしてくれています。
34mmサイズに手巻きノンデイトという三拍子が揃ったこの特別仕様の時計を腕に巻く日は、どこか気分が整い快い一日が過ごせそうな予感がします。
自分は腕が太いので客観的にみれば小さな時計は似合わないのですが、MARLINは自分だけの時間に身につけたい時計。
往年の名作の復刻版という肩書き以外にも、腕時計の起源や本来の形のようなものを感じさせノスタルジックな気分に浸れる効果もありそうです。
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