ライフログ取得用に心拍計を備えたスマートウォッチが普及する中で、そうした機能を内蔵しないタイプのアスリート向けGPSウォッチは、すっかり過去のものになりつつあります。
そんな陰が薄れつつあるGPSランニングウォッチをさらに使い倒そうというのが今回のテーマ。
古いGPSランニングウォッチの使い道
昨今ではスマートウォッチさえあれば、トレーニングの時に専用のGPSウォッチはほぼ要らないと要って良いほどスマートウォッチの進化は目覚ましいものがあります。
そんな中での今回の試みは、前回LCDを修理したGARMINのGPSウォッチForeAthlete620Jをウォーキング専用デバイスとして使ってはどうかというものです。
そのForeAthlete620Jを使い倒そうと採用したのは、GPSランニングウォッチとしては異色と言える使い道であるカラビナで吊すスタイル。
この使い方に620Jを選んだ理由は、もともとウォッチ本体に心拍計が搭載されていないため腕に巻かずにどこかに吊していても緑の発光体が悪目立ちすることがないためです。
もちろん最新モデルのスマートウォッチでも心拍計を無効にすればケース裏が緑に点滅することはないと思いますが、現行モデルでなくても割と新しめのスマートウォッチをバッグなどにぶら下げていて紛失してしまったら残念な気持ちにはなるでしょう。
ForeAthlete620Jなら万が一落としても大丈夫というワケではありませんが、同世代のGPSウォッチなら中古で入手しやすくなっています。
目的はスマートウォッチを使わないウォーキング計測
そもそも、なぜランニングウォッチを腕に着けずに使うのかですが、それは左腕にはメカニカルウォッチを身につける時間を多くしたいからというのが理由です。
屋外で本気で活動したいときはスマートウォッチを使うのも悪くありませんが、時計好きなら手巻きや自動巻きの時計を身につけていた方が楽しい時間を過ごせます。
それでいて何かの機会に徒歩で歩く時間があったら、それはウォーキングとして専用アプリ(GARMIN CONNECT mobile)にログとして記録しておきたいという狙いがあります。
分かりやすく言えば趣味で時計を楽しむ時間は大切ですが、習慣化されつつある健康管理の手段も犠牲にしたくないので良いとこ取りをしようというものです。
カラビナ仕様GPSウォッチは、スマートウォッチを使わないウォーキング計測という目的を達成するのに今のところ最適と考えています。
難点をあげるとすればForeAthlete620Jは世代的に一昔前になりつつあるモデルで操作時のビープ音が気になり音を消す設定方法を探すのが大変だったのとGPSの捕捉が完了するまでの時間が現行モデルより遅いかなといったところです。
カラビナ仕様620Jでスマートウォッチから解放される
そんなわけで、この日自分の左手にはNE15仕様にカスタムしたSARB033を久しぶりに装着。
スマートウォッチに代わるライフログの記録はSOXAI RING1が役目を果たしてくれています。
そして、徒歩による移動はForeAthlete620Jを使ってウォークアクティビティとして記録(アプリ転送後にアクティビティ種別をランから変更)といった理想の良いとこ取りを実現できています。
この組み合わせでメカニカルウォッチを身につけながらライフログの記録にも期待ができ、モヤモヤしていた気持ち的な胸のつかえも抑えることができたようです。
この先も特に活動的な日を除いては、この3点セット(時計は日替わり)で過ごす日が多いほど自分なりに充実した時間が過ごせることになると考えています。
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