靴やベルトの色に茶色が使われることがあるのに対し時計の文字盤で茶色が使われるのは少数です。
革製のバンドに茶系の色が多く使われるのに文字盤ではやはり黒やグレー、白などが多くなります。
男の時計は黒が主流?
正直、時計に無難な色は黒なのでしょう。
メーカー側が宣伝に使う文字盤の色は白でも、ビジネスウォッチとしての現在の主流はだんぜん黒ではないでしょうか。
そんななか重要な仕事が一段落ついたときなど、息抜きをしたい場面では時計もお洒落な色のものを身につけたくなります。
仕事中には無理でも、プライベートな時間にアナログ時計を使いたいが、かしこまった色でないほうが良いときなどはブラウンの文字盤などを選んでみるのも良いでしょう。
ただし、茶系の文字盤というのもなかなか数が少く選択肢ないのが事実です。
遊び心のあるブラウンの文字盤
ブラウンの文字盤を目当てにネット上で機械式時計を探し回った結果見つけたのがSEIKOの海外モデルSRPC19K1です。
先に記事に書いたSRP705K1の色違いバージョンですが、こちらは元から金属ブレス仕様になっています。
ざっとみた感じでは、国内ではこの2つのモデルを同時に扱っているショップはないようでした。
また、国内モデルのプレザージュのデザインが今一つと感じる方は、比較対象にできると思うのですが、海外モデルなので店舗で実物を見ることが出来ないのが残念なところでしょう。
価格設定やJAPAN表記の有無を考えると迷わず国内モデルをチョイスしておくのが無難ですが、仕事用にSARB033を一つ所持している私などはSRPC19K1で充分でした。
ギョーシェ加工以外はシンプル
画像でわかる通り文字盤の色は茶色ですが、光の当たり具合によっては放射状に輝きが増します。
文字盤には1から12の数字がならぶ他にはSEIKOのブランド文字以外にAutomaticとしか書かれていません。
ムーブメントには23石であることを示す「TWENTYTREE_JEWELS」の表記がありますが文字盤には書かれていません。
SRP705K1もそうでしたが、メッキがかかったような艶のある針と数字がこの時計のポイントでしょう。
採用している色は地味だけれども、文字盤の加工と針の艶でデザインを表現している時計です。
SRPC19K1の一見地味な配色の中に輝きを持たせたデザインは大人心を充分捕らえていると言えるでしょう。
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