swatchから取り出したETA2840をETA2824-2が入っていた別の時計ケースに流用できるか試みました。
直径も厚みも外見からは違いが見えない二つの機械ですが、文字盤と針をセットで移植した結果、その文字盤が固定できずクルクル回転してしまいました。
洗浄済みのケースに仮移植
中古で購入したETA2824-2搭載の自動巻き時計からムーブメントを取り出し自分でオーバーホールをする間、仮に別な時計からETA2840を取り出し、時計としての利用可能な状態にしたいために行った今回の作業。
画像のようにETA2840はケースにピッタリ収まっていますが、文字盤側から見ると明らかに不具合があります。
固定できていない文字盤
swatch automaticは文字盤を機械に固定するための干支足がないか、作業に無理があって折れてしまったようで、ケースに入れても文字盤が固定されず中で動いてしまいます。
右にあるのはケースから取り出したムーブメントですが、こちらは文字盤がしっかり固定されていました。
いずれにしても、それを謎解くために針を外して付け直すのは面倒であり、しかも仮に動作させたかっただけなので今回の挑戦はこの状態で妥協することにします。
時計を借り組みしておいて、本来の入っていたETA2824-2を時間をかけて丁寧にオーバーホールしたかったという理由なので、本来のムーブメントが仕上がるまでこのままにしておきます。
裏蓋の文字が消せた
このケースはもともと裏スケルトンのガラス面の内側に文字が書かれていましたが昨今ご入り用のアルコールで拭いたらあっさり消えました。
内側に文字が印字されていただけのようです。
この裏蓋のガラス越しに見える手巻きに制限された機械が、手巻きマイブームが到来中の私にはたまらないフォルム。
無事にDIYオーバーホールが済み、2801化されたETA2824がこの中で動いているのを夢に見ながら理想の時計を組み上げる決意に意気込んでいるところです。
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