SOXAI RING1の主な機能と普段使いで参考になるアプリのスコア

SOXAI RING1と充電器 時計用の工具と関連機器

国産スマートリングの先駆け的存在であるSOXAI RING。その主な機能はリングに搭載しているセンサーによって睡眠、体調、運動に関するデータを取得しスマホのアプリ上に視覚的に認識しやすいよう表示すると言うものです。

ここでは、実際にSOXAI RING1を着用してみた結果からこれらの機能についてと、それを有効に使いこなすにあたっての注目したいポイントを取り上げてみたいと思います。

なお、SOXAI RINGは最初に発売された製品名の末尾に番号が付かないSOXAI RINGはメディアなどでは「SOXAI RING 0」と表記されることが多く、このページで扱っているスマートリングは市販モデル2台目である「SOXAI RING 1」になります。

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睡眠、体調、運動に特化させたデバイスとアプリ

SOXAI RINGを運用するために使われる「SOXAIアプリ」のホーム画面ではデフォルトの状態で最上部にQUALITY OF LIFEスコアという生活の質を採点化した数値が掲載されます。

アプリのトップ画面

SOXAIアプリのトップ画面

このQUALITY OF LIFEスコアは、デバイスのセンサーから取得できたデータを生活の質に当てはめ総合的に割り出した数値で、その内訳が「睡眠、健康、運動」の各主要データということになるようです。

睡眠データ

睡眠スコア

SOXAI RING1を生活向上に役立てる上でデバイスを開発したメーカー側がもっとも重要視、あるいは特化させているのが睡眠の質に関するデータであることがアプリのトップ画面や公式に採用されている広報のページからも知ることができます。

これは、スマートリングの特徴である指へのデバイス装着は正確なデータの計測が可能で、かつ睡眠時の負担が腕を使ったスマートウォッチよりも少ないといった2つの利点を充分生かせるシーンがSOXAI RINGを使った睡眠データの活用だということを強調していると理解して良いでしょう。

この睡眠データは、睡眠時の心拍数などをもとに割り出しているもので、睡眠時間や眠りの質などのデータを視覚的に確認することができます。

体調データ

体調スコア

主要データの二つ目である体調データは、心拍数のほかに血中の酸素レベルや皮膚温度をもとに割り出されるデータです。

他の睡眠や運動のデータに比べ自分ではスコアの予想が付きにくいのがSOXAIアプリで採点される体調スコア特徴とも解釈でき、それだけに進んでチェックしたい項目でもあります。

運動データ

運動スコア

三つ目の主要データである運動データは、加速度センサーを用いて認識されて運動の記録をデータとして表示したものです。

SOXAI RING1では、このうちアクティビティに分類される運動データを自動的に検出する機能が採用されていて、特にウォーキングのアクティビティは買い物などでスーパーの中を歩いている間も検出してしまうほど敏感に設定されています。

自動で検出されるアクティビティのほかに、ユーザーが手動で入力することもできこのアクティビティの追加は今のところSOXAI RINGのデータでは唯一手動入力が可能です。

リングのセンサーが体の動きを感知していない状態でアクティビティの編集や追加をしもスコアへは反映されないようです。

上昇した運動スコア

その日のうちに改善された運動スコア

先の、睡眠や体調に関するスコアはユーザーの心がけに反して仕事などの社会活動に左右され善し悪しが表示されてしまいがちな印象であるのに対し、この運動データだけは体を動かすことでスコアを改善できる点が特徴的であります。

QoLスコアもアップ

運動によりQoLスコアもアップ

つまり、総合的な指標であるトップ画面の「QUALITY OF LIFEスコア」を向上させるのに、もっとも効率よくて唯一ユーザーが意識的に取り組みが可能なのが運動データの向上であると言って良いでしょう。

SOXAI RING1に組み込まれているセンサー

SOXAI RING1のセンサー

SOXAI RING1ではデバイスの内側に、スマートウォッチでお馴染みの光学式心拍センサー、血中酸素を計るセンサー、3D加速度センサーを装備し、これにプラスして皮膚温度を計るための温度センサーが備えられています。

このうち皮膚温度のセンサーを体調スコアに用いているのが、手首に装着するスマートウォッチと比べ特徴的かと思います。

また、血中酸素濃度の測定は指で計るのが理想的だという情報も一般的であり、この部分で質の良いデータを活用できるのはSOXAI RING1を含めたスマートリングのメリットであることでしょう。

普段使いで注目したい活用ポイント

SOXAI RINGを活用する

SOXAI RING1のデータを分析して表示できるSOXAIアプリでは、睡眠や体調に関するデータを分かりやすくスコアとして表示してくれます。

しかし、こうしたデバイスを積極的に活用したいという方の中には、日頃の健康データはどんな値なのか把握しておきたいという目的で使用する方も少なくないのではないでしょうか。

長期的な視点で自分の生活リズムを知る

私自身も、この先の快適な生活を考えたとき睡眠時間や心拍数など「普段の値」はどうなのか季節的な変化はあったりするのか、つまり平常時や好調なときの体調データはどんなものなのか、それに対してどれだけ改善できる幅や見込みがあるのか知っておきたいというのがスマートリングを使うにあたっての目的であります。

また、SOXAIの公式サイトにある解説からも長期的な視点でデータを運用してもらうことが開発者側が提供したいアプリとデバイスの利用の仕方であると伺える部分があります。

日々の生活リズムに係るデータが長期的にみてどう変化していくのか、リアルタイムでのデータの是非が判断できるのは月単位のデータがある程度蓄積されてからという冷静な見方もあって当然でしょう。

こまめにチェックしたい「体調スコア」

アプリのトップ画面がデフォルトでその日のデータを表示するのは、日毎の変化やコンディションを早急に知りたいであろうユーザーの要求に素直に答えてのことと考えます。

このアプリを起動したときに最も大きく表示されるのが睡眠スコアですが、充分眠れたと実感できる日にはスコアも高く表示され満足気な気分になれますが、昨晩は寝つきも良くなかったし気分がすぐれないといったときは表示されるスコアも低かったりします。

睡眠より少し高い体調のスコア

こんなとき、一喜一憂せずにさらにチェックしておきたいのが体調スコアです。

睡眠時間が長くとれずに睡眠のスコアが低かったときでも、体調スコアは「good」の文字が表示されることがあります。

もちろん体感的にも寝不足で体調がすぐれないならその日は頑張れないかもしれませんし、アプリの判定をどこまで信頼するかもにもよるでしょう。

実際には、そう難しくとらえることなく「体調スコア」が良好な数値であれば中吉のおみくじを引き当てたくらいに喜んでも良いのではと利用者としては感じているところです。

注意したいのは医療用の専門機器ではないため、この手のデバイスは自分の生活リズムを相対的に把握するための限られた一つの指標でしかないことです。

そして、スマートリングという一つのデバイスに固執することなく、日常的、社会的な活動をスムーズにこなしていくための知恵や娯楽などを広く取り入れることも生活の質の向上に繋がることを忘れないようにしたいものです。

そのために小さく軽くまとまった存在感すらスマートなリングなんだと捉えることができれば無理なく運用するにも理想的ではないでしょうか。

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